2017年07月20日
2016 世界の経済成長率を見ると(190か国での順位)
<アジア オセアニア>
12位 インド 6.828
13位 中国 6.700
23位 ベトナム 6.211
48位 マレーシア 4.239
95位 韓国 2.828
103位 オーストラリア 2.471
121位 シンガポール 1.996
126位 香港 1.947
<北米>
131位 アメリカ 1.616
141位 カナダ 1.433
<ヨーロッパ>
75位 スウェーデン 3.310
79位 スペイン 3.235
128位 イギリス 1.806
129位 ドイツ 1.774
148位 フランス 1.213
で、日本は・・・
155位 日本 0.999
れ、れーてんきゅーきゅーぅぅ?!
ASEAN地域は、人口も増えて労働力も増加。
成長率が高い傾向がありますね。
中長期で優秀な人材を集めて、資金も集めて金融センターとなっていっている国と、そうでない国との差。
日本の中だけにいるとタイヘンな機会損失をしているような気になります。
20年以上続く低成長経済。
高金利時代はいつのことだったか思い出せないほどの超低金利政策。
世界でも類を見ない超高齢化社会。
若い人の人手不足感慢性化。
75歳支給開始が議論されている年金。
増加するであろうスラム化マンションや限界町村。
維持できない公共インフラ。
さて・・・
円で持っている金融資産。
円建てのその他資産。
そういうモノで大半の資産を持つことって、どうなんでしょうね。
通常使うことが想定される部分は円で持つべきですが。
冒頭に挙げた成長率からみても・・・ね。
先進国は成熟してきたといっても、日本みたいに0.999なんて数字ではない。
成長エリアの国々からみたら、日本って極東にある(ファーイースト)の低成長率で
静か〜なガラパゴスの平和な国・・・っていうように見えるんじゃないかなって思うワケです。
とは言っても日本って、いろいろいい意味でもめずらしい国なんじゃないかなとも
感じます。
・比較的治安がいい。
・公共空間・環境が比較的整っている。
・他の人に迷惑をかけないというメンタリティが極めて高い。
・精神文化度が高い。
・高品質(すぎることもある)種々のサービス。
・戦争・紛争が長らく無い平和な地域。
・銃もない。
ホント、めずらしいかも。
いいところも多い。
ただ、通常必要分の円を除いたあとの資産を、円建てで大半の資産を持つの
がどうなのかという観点でいうと・・・ね。
資金というものは、成長力あるところに投下して、オカネ自身に働かせてナンボ。
→実質的に目減りするのを座視しているのは愚。
不動産は、(自宅を除いて)収益を上げるように活用してこそナンボ。
→売ることもできず、収益もあがらず、維持管理コストばかりかかる不動産はキビシイ。
資金投下コストがかかっていない相続不動産だとしても、例外ではない。
人口減少社会・高齢化社会・経済縮小社会の日本において、不動産をどう持つのか。
どう出ていくのか。(これを「出口戦略」といいます。)
そう、不動産の難しいところは出口戦略にあります。
遠くない将来、「売れるうちが華」という時代になるようなヨカン。
で、
人生のステージに応じたリスクリターンレベルを調整して資産構成を考えるべき。
そうした考えを持つと、相応のリスクリターンレベルを許容できるステージの人が、
円建て資産ってのはどうなのよって思うわけです。
国はいろいろ動いていますよ。
・出国時の課税
・海外資産に関する情報収集
・マイナンバー
・CRS
目覚めよ!