自分で事業やっていると、いろいろつらいこともあります。
正直。
そんなとき、名作ドラマ「おしん」の名セリフを思い出します。




過酷な環境の奉公先から、理不尽な言いがかりで抜け出した7歳のおしん(小林綾子)。
月山が見える猛吹雪の山中で出会った知識人の脱走兵、俊作(中村雅俊)との出会い。
その俊作が7歳のおしんに伝えた、心に染み入るお話。

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おしん、お前はこれから先何十年も生きていくんだ。
いろんなことがあるだろう。
つらいこと、苦しいこと。
嫌なやつにだって会う。

だがな、決して人を恨んだり憎んだり傷つけたりしてはいけないぞ。
人を恨んだり憎んだりすれば結局自分もつらい思いをするだけなんだ。
人を傷つければそれは必ず自分も傷ついて苦しむことになる。
みんな自分に返ってくるんだ。

もしおしんが誰かを憎んだり恨みたくなった時は、憎んだり恨んだりする前に相手の気持ちになってみるんだ。
どうしてこの人は自分につらく当たるんだろう。
何か理由があるはずだ。
それに思い当ったら自分の悪いところは直す。

でももしおしんに悪いところもないのに相手が横車を押すようなことがあったら相手を責めずに憐れんでやれ。
理由もなくおしんをいじめる奴はきっと自分も不幸な人間に違いないんだ。
心貧しくてかわいそうな人間なんだ。
そう思って許してやれ。
わかるか?

今はわからなくても… 
俺はただおしんには人を許せる人間になってほしいんだ。
人を愛することができたらきっと人にも愛される人間になれる。
そうすれば心豊かに生きてゆけるはずなんだ。
それだけは覚えておくんだな。

俺はおしんに字や算術を教えた。
でもそんなものはいくら上手になったって心が貧しければ何の役にも立たないんだ。
いくら勉強して偉くなってもそれを使う人間が駄目だったら、いくら勉強してもそれが仇になるってことだってあるんだ。
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事業していて心が折れそうなときもないではないですが、ココロだけはギスギスせずに暖かくありたいものです。