2017年09月07日
ビジネスパーソンたるもの、正確迅速な意思決定と結果責任を負うことが肝要。
そのためには禁句にしたほうがよいワードがあるのではないか・・・というお話しです。
日本中で繰り広げられているであろう会話。
何にする? 「何でもいいよ」
どっちにする? 「どっちでもいいよ」
このテーマに関する論考が多数ネットにUPされているくらいですから、相当な問題なのでしょう。
発言しているほうは、
相手に遠慮して・・・とか、
自分が決定しちゃってギクシャクするとなんだから・・・とか、
相手に決定してもらったら、その結果責任は負わずに済む・・・とか、
自分としては選択するほど優先的な案件ではない・・・とか
いろいろな思いがあって、何の配慮もなくさらっと発言しちゃうんでしょうね、きっと。
かつて30代初頭までは、こういう口癖はワタシにもあった時代がありました。
で、
パートナーに指摘されて、そのコトバが持つ重大な悪影響に気づかされたわけです。
それまでの約30年、なんと愚かなことをしてきたか!
はっきり言うと、このような「なんでもいいよ」 「どっちでもいいよ」 は、言われた相手との関係に悪い効果を及ぼす可能性はあれど、良い効果を期待できる余地は少ない。
そう、悪い効果としては・・・
・「決断力がない」と相手にみなされる状況になる。
・意思決定と結果責任を放棄した「無責任な人」というレッテルを貼られる状況にもなる。
・相手方としては「意思決定を丸投げされるとともに、相談の余地もなくなった」と認定せざるを得なくなる。
つまりこのワードを禁止にすると、良い効果として
・「決断力」を錬成する。「決断力」がある人になる。
・きっちりと結果責任を負う人になる。
・コミュニケーションにより意思や考えの擦りあわせ能力が高まる人になる。
ということになるのではないでしょうか。
人間たるもの、そのお相手とは常にコミュニケーションのキャッチボールを繰り返して、意思や選択肢の方向性を擦り合わせていくことこそがコミュニケーション技術の基本。
それを「なんでもいい」 「どっちでもいい」 とやると、その根本が崩れる。
「なんでもいい」 「どっちでもいい」 を使用禁止にすると、いい未来が開けるかもしれませんよ!
「なんでもいい」「どっちでもいい」を連発すると、日々意思決定と結果責任の連続であるビジネスパーソンとしてはあまりにも不適格なワードということになります。
ビジネスをするうえでは、判断と選択のクオリティとスピードは絶対。
そういう意味で 「なんでもいいよ」 「どっちでもいいよ」 が許されうるようなシチュエーションであっても使わぬという習慣を徹底することにしたわけです。
もう、そういう習慣を心に決めてからかなり長い時間が経過しましたが、 -根拠はないのですが- 行動に一定の自信を持つことが出来るようになる効果を実感しています。
選択の結果、NGの状況が生まれたら、それはキッチリとフォローアップすればよろしい。
人生に重大な影響がある選択ミスなんて、日々の軽い会話レベルでの選択シーンでは起きることは稀ですからね。
本音はどっちでもいいときでも、どちらかを選ぶクセをつける。
ただそれだけです。
急がへんねんけどなぁ、阪急とJR、どっちで行く? 「じゃ、阪急で。」
なんで? 「阪急のイスってフワフワやしな〜」
座られへんかったらどうするん? 「・・・」
その程度の理由付けでいいんじゃないでしょうかねぇ、日常会話程度なら・・・ね!(笑)