ふと、ネットニュースを見てると、子会社プロパー社員や元社員が親会社の理不尽さを愚痴る記事が目に留まりました。

・成果は親会社が取っていく
・子会社は親会社に運営負担金を徴収するから子会社の業績は悪化する
・親会社の人より給与が1割ほど少ない
・トップや幹部級は親会社から送り込まれた人で占められ、自分は上に行けない
などなど
これらを理不尽だ〜〜  って愚痴る記事でした。


ま、そんなもんですよ。世の中って。

株式会社ってのは株主がイチバン強い。
社長や役員がエラいんじゃない、株主が一番強い。
大株主が「キサマなんて解任じゃぁ〜」ってなれば、役員のイスは誰かに取られちゃう。
株式の大半OR全株を親会社がもっていれば、そりゃ親会社が重要事項決めますよ。
もっというと親会社の株主がイチバン強い。
といっても上場会社の場合とそうでない会社とでは状況違いますケド。

愚痴言ってるそこのアナタ!そういうこと予見できなかったの?
学生んとき、会社の運営に関係するルールとか知識吸収しなかったの?
どこまで呑み込み、どのくらい理想を追求するか?!
すべてあなた自身が判断して行動しなきゃね!

って言っちゃうのは厳しいっすかねぇぇ・・・。


こうした例に限らず、社会人として生きていく世の中は理不尽だらけ。
株式会社という営利組織は営利を追求する団体であって、組織構成員全員が完全納得する環境を追求する団体ではない。
ていうか、そもそも組織全員が全部の経営判断や行動について完全納得する営利団体を作り上げるのって非常に困難。小規模組織を除いて・・・ね。

逆に小規模組織は同じ方向で目標持って動きやすいので、そうした理想も追求しやすい。
3人の旅行ならなんとなくまとまるけど、4人の旅行だと観光組とショッピング組に分かれちゃうみたいな。(笑)

だから大規模組織になればなるほど、自分の意図しない意思決定に従わざるを得ない状況になることもあるんじゃないかな〜と勝手に想像。

いくらでかい組織だって、ヘタすりゃ、会社ごとふっとんじゃうから。
今の世の中。

ま、
一つの経営判断について賛成の人もいれば反対の人もいる。
でもそれは会社のための判断であって、それ以外の事情など斟酌されぬ。


まぁ・・・、ね、世の中極めて複雑に利害関係・権利義務関係・債権債務関係等々が入り組んでいるから、自分の考える理想的環境などに身を置ける人は、そう多くない。

そういう煩わしさ完全に避けるなら、静かなところでのんびり釣りでもして過ごしてりゃいいんじゃないっすか。
生活していくオカネの問題あるけど。


まぁ、せっかく生を受けて人生過ごしているんだし、ココロが健康で過ごしたいってのがあります。
愚痴いうヒマがあるなら、そういう環境に出会わないためにはどうするか考えたほうが数段いいと思いますヨ。
そういう思考を持つことと、世の中の事情を研究することは学生の頃からやっておくべきです。
で、それらの事情を自分なりに呑み込んで荒波を乗り越えて生きるすべを磨く。


少なくともワタシとしては、ワタシの周囲関係ぐらい、ぐるっとみんなみんなココロが健康であってほしいなぁと願います。
そういう気持ちで行動し、日々過ごしていますね。