2017年05月16日
考えない人は、自己が陥ったマズい結果を周囲のせいにしてしまう。
こんな例はゴマンとある。
安い旅行に申し込んで、現地で半強制ショッピングさせられてウンザリっていうケース。
考えない人は、ウンザリしたことを嘆き、旅行会社を悪者にしたてて、仲間うちで愚痴言い合っておわり。
「あの旅行会社むかつくよね〜」
「ちゃんとお金払ったのにね〜」
ってね。
漫然と過ごしていて、いろいろ税金やら手数料やら何やら払わされてウンザリっていうケース。
「ちょっと利用しただけなのに、こんな手数料とられてむかつく〜」
「こんなに税金はらって、はぁ なんだかな〜」
ってね。
考えている人は、世の中に跋扈する経済社会の手練れを相手にして互角以上のやりとりを交わす。
そして、知識を駆使して法を犯さずに自己の望む結果を得るために攻める。
だから安い旅行のウラや、安いワケに思考をめぐらせるし、地雷は踏まぬ。
手数料ビジネスを客観的に見つめ、無駄なコストを省くための努力を惜しまぬ。
税制などの制度設計を良く研究し、節税に努める。
考えずに漫然と過ごして愚痴っている人たちが一番残念。
環境や周囲に流されちゃって。
最近のケースでは、これだけ報道が過熱している半島情勢のなか、GWに半島に観光旅行に行く人たち。
「だいじょうぶでしょ、たぶん。だって予約してたもん。」
だって!
無思考もここまでくると、ある意味すごい。
TVの前で、苦笑を禁じえませんでしたね、ホント。
目の前の誘いのウラを読み、目の前の事象の原因と隠された意図を探る。
物事は最悪の事態を想定して先読みしないと、イザというときに対処できぬ。
この国の平和がこれだけ長く続いており、ニッポンジンのサヴァイブ能力は か・な・り 低下しているのではないかと危惧している今日この頃です。
世界の人は、もっとシビアに毎日を生きているのにね。
生きるためにいろいろ考えること。これが重要です。