落ち着いた環境といってもイロイロあります。

まぁ、なんといってもメンバー同士が気分よく仕事できるのが一番。

大きな組織になると、いろいろな人がいるので、【調整】が面倒。でもスケールメリットがあることも。
小さな組織では、個のウエイトが大きくなります。個々人が平和だと実におだやかな空気に。


10年ちょっと前、すごい勢いで業容を拡大し、「税理士事務所の業容拡大」分野で有名になった方がいらしゃいました。
ところが業容拡大とともに、組織運営の困難さも加速度的に増してきたとのこと。
今では、コンパクトな組織運営で心の平安を得ていらしゃるご様子。
完全に事務所運営方針を切り替えて成功された例ですね。


私が考える落ち着いた環境っていうのは・・・

(1)バタつかない、安定した事務所運営
やれ業務提携だ〜、やれ生命保険拡販だ〜、イケイケ営業だ〜  ってやるのは勇ましいですけど、組織はざわつく場合が多くなりますね。
ワタシは、基本業務を大切に。お客様ごとに事情が違う案件に真摯に向き合う。 といったことを大事にしています。そうすると、業務品質は高次元に保たれて事務所内の空気も平穏に保たれます。
安定した運営こそ、落ち着いた環境の確保には肝要。


(2)無理しない
較べるのは変ですけど・・・
上場会社は周囲の利害関係者が実に多い。そうした利害関係者に気配りした組織運営が求められるし、新聞紙上では「無理な経営」によるニュースが盛んに取り上げられたりしますよね。

その点、税理士は【職人】として、お客様にいろいろ提案してビジネス成功のお手伝いをしたり、お客様からのオーダーを受けて納得したプロダクトを提供することなどにチカラを注げばよい。
まぁ、開業税理士に限らず、事業を切り盛りするってのは生半可じゃないケド。
無理すると経営は傾く。

税理士試験には、税理士事務所の安定運営のためのノウハウなんぞ試験問題には出てこない。
事業経営者には、勝手に毎月お給料が振り込まれるワケじゃない。ウデで勝負しているわけです。

とはいえ、税理士っていうのは持てるリソースのうち大半を本業に裂くことができる。
本業に力を注いで、お客様に喜んでいただく。最高じゃないですか!
そのためには無理しないことが大切です。


(3)メンバー個々人が皆平和  周囲も平和
平和な人たちでメンバーが構成されると、空気は平和になる。
このヘ・イ・ワっていうのがいいんですよ。
嬉しいことに、毎日ポジティブなハートで過ごすことができております。

で、皆がルールを守るという当たり前のことを徹底する。
組織の大小にかかわらず、ちょっとした不正やルール違反をするような人がいると組織はバタつきます。
当事者は「まあ、バレないっしょ」と思っててもね。ふとした拍子に周囲は気づく。当事者は「バレていないし〜。経費浮かしちゃお〜。大した額じゃないし〜」とか思ってたとしてもね。

組織の方針によっては、当事者は場合により処分されたりするでしょう。
もはや額などの問題じゃないんですよね。行為をした事実が重い。
そして、その後の査定にも大きな影響があったりします。
そうすると、その当事者がその後いくら頑張っても周囲との信頼関係はまず回復しないでしょうね。絶対に。
大きな組織なら所属替えとかあるでしょうが、小さな組織ではかなり厳しい状況になります。

組織が健全に運営されるために、そして平和であるためには、ルールを厳格に守ること。
互いの健全なる信頼関係が非常に大事になります。

あと、過大業務量で深夜残業上等!なーんてのとは無縁でいること。
そうすると、お客様も平和。

こういう状態はトップが意識して組織運営していかなければ出来ないこと。
回避できるストレスは回避することが重要。




(4)物的環境
きちんとした清潔なオフィス 適度な広さ 静かな環境 煙とは無縁 交通の便利がいい
適度にスペースが確保されたデスク
業務のフローと管理
標語・カレンダー・ポスターなど、ベタベタ壁に貼らないクリアでスマートな視界
スマートすぎて、ウチの事務所には壁掛け時計すらないケド(苦笑)







事業は一人で出来ない。
お得意先様、お取引先様、メンバー、関係先様・・・

まとめると・・・
みなさまに感謝です!