2022年07月13日
貧すれば鈍する
衣食足りて礼節を知る
これは一つの真理。
成長期や失われた30年の前は、こんなニッポンではなかったような気がしてならない。
・こんなに貧困がクローズアップされる社会ではなかった
・10〜20年もの間、対して稼ぎは増えないのに右肩上がりの税金負担率・社会保険料負担率
・先行きに不安がある 現状に不安がある という社会が生み出す非婚化 少子化 そして高齢化社会
貧すればココロの余裕などなくなり、以前では考えられないような国民性の歪みが顕在化する
衣食足らず、礼節など吹き飛ぶ社会になっている
衣食が足らないからこそ、国民に余裕がなくなり 怒りの感情や短気な性格やその他ネガティブな人間の側面が前面にでるようになってしまう
既得権益層が今現在の自分たちの利益を守るための政事(まつりごと)に終始すれば、国家100年を見据えた富国政策
など取り入れられようがない。
国家100年を担う若者を育てず、若者を生み出すような富国政策をとらず、現時点の既得権益層のみを大事にする政事(まつりごと)をすれば、この国から若者は減る。
少子高齢化などかなり以前から言われていたのに、付け焼刃の政策のみやって、国家100年を見据えた富国政策などしてこなかった。
ニッポンが売ることができるのは技術・知識なのに。
若者を軽視し、国民から吸い上げて現時点の既得権益層のメリットを最大化する国なぞ、中長期では滅ぶのが必定。
ニッポンはあと10年?! くらいか。
2030年代後半から2040年代くらいになってくると、一部の富める者と多数の貧する高齢者で埋め尽くされる未来・・・か。
意思ある若者は国を見限り、成長する国・夢を持てる国に移住する。
仮にワタシが今現在10代 20代ならそうするための準備を最優先にする。
今のワタシはそんな年代ではないから、これらの今は顕在化しないジャパンリスクに対応する準備をするしかなかろう。
こんな危機的な状況にまで陥ってるのに、それに気づく国民は少ないのだろう・・・な。
何故か。
今現在は10年後?!と違って、一部の富める者と多数の貧する高齢者で埋め尽くされる社会になっていないから社会に危機感がない。
この国は、黒船級の事が起きないと変わることができないガラパゴス。よほどのことがないと変化を好まぬ国民で埋め尽くされているから。
戦争もなく、安全な水と安全な食糧が出回っているから。
差し迫った危機に晒されていないから、自分の生活に不満がないなら「社会を変えよう」とまでは思わない国民。
戦後長らく、金太郎飴生産工場みたいな画一価値観に沿った教育をしておいて、「なぜ? なぜ?」という問題意識を起こさせないようにしていた風潮。
チャレンジしたり、独創的なアイディアで勝負したりといった革新的ビジネスパーソンが生み出される土壌の国ではなく、「将来の希望は 【安定した生活】 を送ることができる仕事」 なんていう価値観が上位を占める国になってる。
もう一度言おう。
ニッポンはあと10年?! くらいか。
残された時間は、そう多くない。