まあ、政府のホンネっていうことなのかも知れませんね、
老後に2000万円要るっていう報告書。

ちょっと前に100年安心の年金って言ってたのに、ほんの10数年で100年不安っていう感じになってしまいました。

そりゃ、世代間扶養の設計で組んである現在の年金制度では、
現役世代の人たちが払う保険料で現在の老後世代の年金になっているわけ。
超高齢化社会にまっしぐら・出生率が1ポイント前半の日本では将来年金制度
は大きく縮減されうるのは自明なんじゃないかな〜って。

いまさらながらお役人がそれを認めて、自助努力してねっていうメッセージなんでしょうね。

思うんです。
この日本、生産年齢人口のうち、相応の年収のある人をターゲットに、様々な
助成制度・税金軽減制度を次から次へと廃止・縮減していっていますよね。
まあまあ稼いでいる人は生活応援措置をことごとく受けられなくしていってるわけです。

労働意欲を削減させるには十分すぎる効果のある政策ばかり。
うんざりしますよね。

そんないじめられっぱなし状況の生産年齢人口に対し、将来の老後に備えて2000万
ガンバッテね!なんて言われても、無理ゲー(クリアが困難なゲームの様子)な人も多くいますよね。

この国、もっと生産年齢人口を大事にしてほしい!!
そう思います。
でないと、ただでさえ若い人が少なくなる世の中なのに、これからの若い人は生産年齢人口が輝ける
国にいっちゃいますよ、日本の政治家のみなさん。


膨れに膨れた国と地方の諸分野予算。
経済成長期の日本のままの感覚で、諸分野に予算をバラまいている状況に怒りを禁じえません。
人口が減少し、縮小する日本にあわせ、国と地方の運営資源の「選択と集中」が必要なんじゃ
ないかと強く思うわけです。

資源がない日本なので、知と技術で生き残らなければならないわけですから。
AIで世界が産業革命級に変わろうとしている世の中ですから、そういう成長分野に重点投資をしつつ、
対して働かずに血税を浪費しまくる人たち・既得権益を斬る!
ってやっていかないと、この国は厳しい。

地方行政運営に、海外視察なんてそんなにたくさんいらんでしょ。
人口がガーンと減っていくのに、地方議員はいまのような数はいらんでしょ。
市民が安寧に暮らせるために絶対必要な分野に選択集中したスリムな行政運営に徹すれば、地方行政の
諸コストは減らせるんでないの?!

なんでも不効率な書面書面書面・確認確認確認・手作業手作業手作業・・・な行政作業ルーティンを見直し、
とことんIT効率化を追求するべくチャレンジするよう自治体も自己変革してほしいですね。

なんとか協会への補助金
なんとかかんとか協会への補助金
なんとかかんとかふんとか協会への補助金

いっこいっこ、市民の安心安全な生活に必要かどうかという視点で、スクラップアンドビルドするぐらいの
気概がないと、この国に夢を持つことが困難になりますよ!

国に目を転じると、
国がいつの時代でも必ずやるべきは、教育と防衛。そして成長分野への投資。これは絶対必要。
知の高度化こそが国の体力を作ると考えられますからね。
防衛はいわずもがな。国土なくして国はなし。

このほかの選択と集中をどうするか、政治家の人たちって難しいお仕事ですね!



増税の前にやることいっぱいあるような気がして仕方ない一市民です。